SPORTSTER

2017-02-15

(KZD)Part-2

スポーツスターカスタム(KZD)Part-1からの続きです。

まずは各部の分解からスタートです。
今回のプランでは、タイヤの交換、足回りのパウダーコート、Fホークのローダウン等を行います。
車両の状態を把握するために、各部をチェックしながら分解していきます。

2001年式の車両が今回のベースですが、この年代のキャストホイールはアルミの地がむき出しなので、腐食が進行し易く、汚れがち。
猫がおしっこをかけようものなら、みるみる腐食!そうでなくてもブレーキダストで、気付けば真っ黒!
ちょっと大げさですが、手入れは結構大変です。

使用上の問題はありませんが、見た目には大きくかかわる部分だと思います。

ホイールを黒パウダーコートで塗りあげることで、ひきしまった印象になりますし、
塗膜が厚く表面が平滑になるので、美しさ長持ち、汚れも落としやすくなります。

 

トップブリッジとアンダーブラケット、ホークアウターチューブなどもパウダーコート。

 

ホイールを外したついでに、普段隠れている部分をチェックします。
スイングアーム内側に、めり込んだような変形が・・・、この年代の車両にはよく見られます。
修正し、対策部品を投入しつつ組み立てます。

タンクを外すと何故かこんなところに穴が・・・
溶接で塞いでスムージング後に部分ペイントします。

フロントホークは各部をチェックしつつ、ローダウン仕様で組み立てます。
今回はインナーチューブの曲がりが見つかったので修正へ。
カートリッジホークなので、ローダウンには少し手間がかかります。

中古車として購入し乗られていた車両は、予想外の加工跡や見た目以上に痛んでいる箇所が見つかる事があります。
そんな時は、ご相談のうえ、修理や修正いたします。
カスタムと同時に各部をチェックし、手を入れてあげることで、気持ち良く乗れる車両にしたいと考えています。

次回はいよいよ・・・続く

ワタリ