特別企画! スーパーカスタムMOD CHOPPER 3rdその2

hidemo designer wakakoです。 三連休の特別企画! スーパーカスタムMOD CHOPPER 3rdを公開しよう、その2です。 カスタムバイクファンの人も別にカスタムには興味が無いけどバイクファンの人も金属加工&板金ファンの人も楽しく読める内容なのでご安心を(笑) 板金途中のMOD CHOPPER 3rdの分割式ガスタンクにはアルミ合金板5000番台の中で最もメジャーな合金番号5052材を使用してます。 5052は中強度で耐食性が良く加工性に優れている(溶接、切削OK)のでガスタンク以外にも電車、船、建築材、携帯電話などいろいろな製品に使用されています。 また足回り系のパーツに良く使用されている2000番台(強度はあるが耐食性なし)よりも柔らかいのでバフで鏡面仕上げに出来るんです。 ちなみに昨日少し触れた純アルミニウム1000番台(加工しやすいけど強度なし)と比較すると2000番台の添加元素は銅、5000番台の添加元素はマグネシウムなんです。

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このアルミ合金板をハンマーフォーミング(叩き出し)とイングリッシュホイル(へら絞り)でデザインに合わせて板金していきます。 イングリッシュホイルで使用する為には5052-O材と呼ばれる加工硬化処理前の”なまし”状態の合金を使わないと加工できません。(一般的には硬化処理後の板が売られている場合がほとんどなので専門店で注文しよう!) O材は成形にも向いてるし溶接にも向いてる…、でも切削が難しいので造形サイズに合わせて切り出すトコロが腕の見せ所、なのでゆっくり慎重にコンター(比較的薄い材を切断する機械)を動かします。

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さぁフレームに左右側面とバックパネルを合わせてみました、カッコいいっ。 あれ? 分割式のガスタンクって言ってなかったっけ?? と思われた方は大正解。 一体式に見えるんだけど実は…という設計案になってるみたい、詳しくはタンク全体がもう少し成形されてからレポートします。 ちなみに「昔のブリティッシュレーサーみたいなタンク」とビルダーHIDEは呼んでいます。 確かに有名なレーサー(SR用のレプリカパーツで有名?)AJSポーキュパインのタンクは当時の空気力学なのか知らないけど上から下へタレーっとしてますよね。ふむふむ、ナイスアイデア(!)