キックの角度

hidemo designer wakakoです。 MOD CHOPPER 1STの納車準備がちゃくちゃくと進んでいます。今日は車両のカタムキ角度について…。キックオンリースターターならではの苦難があるわけですな…。

070904pan01

最初はカスタムショウへのディスプレイ目的で製作されていたこの車両、サイドスタンドが少し立ち気味でした。通常のリジットカスタムのようにペタっと寝かせてしまうと、どうしても美しいディティールが伝わりにくかったからです。これは以前ダービーカバーの話題で触れましたが、どうしても陰になってしまう(華がないように思える)ハーレーならではの弱点(左側)を少しでもキレイに見せようと思ったからという考えも含んでいます。

070904pan02

でも車両のカタムキ角度が浅いと、どうしても体重をかけて踏み込むキックスタート時に反動で右側に倒れるケースが想定されます。旧いエンジンとはいえリッ ターバイク…重いでしょ。ガンガン乗り回す為には踏み込みに対する車両角度をもっと配慮する必要があります。 …というわけでアセチレンバーナーで純正サイドスタンドに少し熱を加えます。熱々になったところで右側から負荷をかけ、角度をちょっとずつ調整し…。

070904pan03

機械油をかけてマクを張らせ、焦げ付きや腐食を防ぎつつ強度も保ちます。お鍋の黒こげみたいなものだと思って下さい。この作業によりキック踏みのパワーが 随分軽減されて来ます。旧車カスタム車両と言えども使えてなんぼ…、ヘビーデューティーなハーレーダビッドソンの特権ですよね。